【1年生】科目のお話し 〜その1〜【鍼灸あん摩】

鍼灸あん摩の専門学校、大学等に入学して半年ほどの皆さんへ。

そろそろ前期試験が終わったところではないでしょうか。
学校によっては「今まさに試験中だよ」、「もう少しで追試がある」というところもあるでしょう。

様々な境遇な方がいるでしょうが、みんな口を揃えていうのが「学校は思っていたより大変」という感想です。
僕も学生時代は定期試験に悩まされていました。入試に通って入学できたはいいものの、解剖学やら経穴やら毎週のように小テストがあり、生理学は複雑。

極め付けは前期試験。
集大成である前期試験は1週間のうちに全て詰め込まれています。
小テストだけでも大変だったのに、それまでの全てが範囲で、しかも1週間のうちに全ての科目の試験があるという。
吐き気を催しながらなんとか乗り越えた苦しい記憶が残っています。(乗り越えられていたのかは疑問)

そんな1年生の皆さんは半年を経て、それぞれの科目がどんなものか、苦しみを以って感じられたはずですが、3年間学んだものとして、ちょっと引いた目線で、少しでも皆さんのツラさが和らぐようにアドバイスを交えながら紹介のようなことをしたいと思います。
これから鍼灸あん摩の学校に行きたいと考えている方にも参考になるかも知れません。

目次

1 解剖学

2 生理学

3 最後に

1 解剖学

【こんな科目】

・骨や筋肉、臓器、神経、血管など身体の構造を学ぶ。
・小テストがマメにある。
・骨の時は専門用語に戸惑いつつも、割と高得点をもらえ自信になるが、筋肉の小テストで真っ青になる学生もいる。
・質問すると「それは生理の先生に聞いて」とすげなくされる。(逆も同様)

【アドバイス】

エンドレスにやってくるミニテストを受け続けることで「テストに向けて勉強することを身につける科目」です。
本当の面白さが分かるのは働いて実際に人の身体に触れてからだと思います。
まずは暗記。語呂や、自分なりに言葉と言葉の接点を見つけなど、記憶に引っ掛かるように工夫して暗記を頑張ってください。
例:ツナコロッケ(語呂)、笛の口つけるところみたいだから肘頭があるのが尺骨だ(発見)など。

2 生理学

【こんな科目】

・高校までの生物を人体にしぼって掘り下げた科目。
・解剖学は人体の構造やシンブルな機能を、生理学はちょっと複雑な機能や生命を営むための仕組みを学ぶ。
・小テストはないが、定期テストで「説明せよ」「仕組みを書け」のような長文記述式問題を出したがる先生が多いので、覚えなきゃいけない時期にそれはないと生徒はいたく苦しむ。

【アドバイス】

これを読んでいるあなたは生理学が好きですか?得意でしょうか?
好意を持っていたしても、生理学は無情です。生理学はその思いとはあまり関係なく現実的な点数をつけてきます。
なぜなら生理学はガチ暗記科目だからです。理系的な考え方を要求してきますが、テストでは暗記勝負です。
これを見誤って、「自分は理系脳だから生理学は大丈夫!」と思っている人ほど悲しい結末を迎えます。
素直に暗記を頑張りましょう。
「説明せよ」など長文を覚える場合は、意味ごとに番号をふったり、無からではなく3つのワードから文章を作るところから始めるなどすれば思い出しやすいです。
例:ヘーリング・ブロイエル反射を「伸展受容器」「迷走神経」「呼息」の3ワードを用いて説明してみる。

最後に

今回は「1年生の科目その1」として、解剖学と生理学について説明、アドバイスを行いました。
その2では経穴と東洋医学について書こうかなと思っています。

→1年の科目その2

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