「ダイエットして10kgやせたい」「次のテストで平均80点取りたい」「英会話をマスターしたい」
何かしらの願望を抱きつつ生活している人は多いはず。
願望を叶えるためには日頃の努力が大切だということに気づいている人も多いはずです。
でも、コツコツ続けることが大事だと分かっていても、なかなか思い通りに進まないのが現実です。
続かない理由の一つに「やる気が起きないからは取っ掛かれない」があります。
でもやる気ってそんなに大事なんでしょうか?
今日は「こうなりたい」「やらなきゃ」という願望や義務感を抱きつつ、やれない、続かないという方向けに、「やる気スイッチを必要としない継続方法」について書いていきます。
目次
1. やる気の効用
やる気は大事なのか?と冒頭で疑問を投げかけましたが、やる気は大事です笑
やる気があることで物事に集中できるし、続けられるし、していること自体が気持ちよくなったりします。
やる気のあるなしは記憶力にも影響を与えますし、ひいては成果に関わってきます。
では、この「やる気」はどこからやってくるのでしょうか?
やる気というものはドーパミンによってもたらされると証明されているようです。
ドーパミンは脳の前頭葉にある側坐核から分泌される神経伝達物質です。
2. やる気スイッチは非効率
やる気があると効率的なんだという一つの結論が出ました。
「じゃあ、やる気が出た時にやろう」という風に考えるのが自然です。
しかし、やる気は気分屋です。
やる気が起きるのを待っていると2日も3日も経ってしまって、そのまま放置していると目標までも曖昧になってしまい、残されるのは叶わないままの茫洋とした願望と失敗した事実だけです。
「じゃあ、やる気を引き出そう、やる気スイッチを押そう」としてもなかなか上手くいきませんよね。
願望・目標を思い出しても、それがやる気に結びつかないって多々ある経験だと思います。
どこにスイッチがあるかも分からない状態です。
やる気スイッチも気分屋ですから。
3. やる気は後からついてくる
ではどうしたらいいか。
答えはシンプルで「はじめること」です。
「いやいや、はじめられないから困っているんだ」「やる気がないから取っ掛かれないんだ」
という声が聞こえてきそうですが、それは逆なんです。
原因と結果が逆だから失敗しているんですよね。
❌やる気が出る→やりはじめる
⭕️やりはじめる→やる気が出る
これが正しいです。
やる気はドーパミンが深く影響していて、ドーパミンは側坐核から放出されると先に述べました。
この側坐核は「行動すること」で、機能します。
人が行動すると、側坐核が機能し、ドーパミンが放出され、やる気が出てきます。
つまり、「はじめなければやる気が出ない」のです。
まずは行動してみて、それを数分間続ける、するとやる気は後からついてきます。
4. 1からではなく、既知からはじめる
「でも取っ掛かれないんだからダメじゃん」
という声が聞こえてきそうです。
「はじめられない病」は誰もが罹りがちですから泣
その処方箋として、今回僕が1番お伝えしたかったのが「1からではなく、既知からはじめる」という方法です。
人の脳は自己防衛本能のために、新しいことや慣れないものに対して拒否反応を示すようにできています。
1からはじめようとすると脳が拒否してしまうんですよね。
それがだらけるという形で現れる。
逆に慣れていることには簡単に取り組めます。
この「慣れ=既知」を利用することで、何かをする上で最難関と言える「はじめられない病」を克服します。
方法として
・最初は簡単なことだけをする
・前もって少しだけ進めておく
・慣れていることにくっつける
などが考えられます。
「簡単なことだけ」は勉強なら本を開く、ダイエットなら背筋を伸ばすストレッチなど本当に簡単なこと。
「前もって少しだけ」は前の日に問題文だけ読んでおく、ヨガマットを敷いておくなど。
「慣れていることに」は歯磨きして歯ブラシを置いたらスクワットをするなど完全に習慣化していることや簡単にやれていることにくっつけてみる方法です。
こういうシンプルかつ簡単にできてしまうことから取り掛かりの糸口が見つかり、継続していく力になります。
最後に
今回は、やる気についてそのメカニズムに触れ、やってみることがやる気になること、取り掛かるための具体的な方法について述べました。
具体的な方法についてはもう少し詳しく書いたほうがいいと思うのでいつかまたこの話題に触れると思います。
ちなみに今回の記事で触れたドーパミンのメリットですが「医療法人社団 平成医会」様のページに分かりやすい解説がありましたのでご参考に。
ドーパミンを増やすことで得られるメリット 平成医会様
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