【症例レポート】腰痛1|40代女性

腰痛治療についてのレポートです。
プライバシー保護のため個人情報については伏せている部分もありますのでご了承ください。

【性別】
 女性

【年齢】
 40代

【仕事】
 介護士

【主訴】
 腰が痛い。座っていると特に痛む。20年ほど続いている慢性的な痛み。

【その他の症状】
 特になし。

【所見】
・左の腰部に筋緊張あり(痛みも左にある)
・股関節の前屈で固さ。
・大胸筋に強い筋肉のハリ。
・上半身が猫背気味であり、下半身は逆に反っていた。

【治療方針】
①左腰部の筋緊張を解く。(力が入りすぎている筋を弱める)
②右腰部の筋肉の収縮を促す。(筋を強くする)
③股関節の筋膜、大胸筋の左右を結ぶ筋膜を緩める。

【施術内容】
施術時間:30分
①左腰部筋緊張部への刺鍼。2本、15分。
②右腰部への浅く刺鍼。2本、3分。
③姿勢が腰痛に関係している可能性が高いため、股関節、大胸筋(脇の辺り)を中心とした全身筋膜リリース。

【経過】
・鍼施術の効果が出やすい患者であった。治療効果に即効性があり、刺鍼後すぐにすっきりと楽になった。
・姿勢改善もみられた。姿勢改善は施術直後よりも、生活において腰痛の軽減を果たすと考えられる。
・2週間ほどでまた腰が痛み出すため、数週間に1度のペースで治療を継続している。

【まとめ】
・鍼施術の効果が出やすいため、施術直後から鎮痛効果が現れた。
・2週間の鎮痛効果の持続は、姿勢改善を促す筋膜リリースが有効に作用しているためと考えられる。
・腰痛には様々な原因があるため、今後も治療方法を模索していく必要がある。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP