【症例レポート】美容鍼1|30代女性

過去に行った美容鍼の施術についてのレポートです。
プライバシー保護のため個人情報については伏せている部分もありますのでご了承ください。
今回は初めてのレポートなので施術の手順を詳細に書いています。

【性別】
 女性

【年齢】
 30代後半

【仕事】
 事務

【主訴】(気になる所)
 フェイスライン、目の周りのシワ、ほほのたるみ、おでこのシワ、ほうれい線

【その他の症状】
 腰痛

【所見】
・額と眉間に硬さがみられた。
・上瞼(まぶた)を挙げるのが苦手である。
・口周囲に硬さがみられた。
・フェイスラインにたるみがみられたが、柔軟性も確認できた。
・背中から腰にかけての筋緊張(筋に広い範囲での硬さ)がみられた。

【治療方針】
①目の周り、おでこ
・目の周りのシワ、おでこのシワは上瞼を上手く使えないことが原因と思われるため、上瞼の筋を活性化し、不必要な筋肉を抑える。
・上瞼を挙げるセルフトレーニングの指導。

②ほうれい線、ほほのたるみ
・原因として、口角を挙げる筋が弱っていると考えられるため、口角を挙げる筋肉を活性化し、不必要な筋肉を抑える。
・口角を挙げるセルフトレーニングの指導。

③フェイスライン、ほほのたるみ
・身体診察でフェイスラインの柔軟性を確認できたため、最も効果の高い経穴(ツボ)を選ぶ。

④腰痛
・姿勢のバランスが悪かったため、姿勢を矯正する全身施術を行う。

【施術内容&手順】
1回60分
①症状の聞き取りとチェックシート記入。
②肌の状態のチェックを兼ねたフェイスマッサージ。
③肌の状態と治療の方針を説明。
④美容鍼前後に必要に応じてかっさorローラー。
⑤おでこ、眉間、眉の中心の下、こめかみ、鼻のわき、口の端の左右に刺鍼。
⑥施術結果のチェックを兼ねたフェイスマッサージ。
⑦腰部を中心とした全身マッサージ施術。
⑧必要があればセルフケア、セルフトレーニング指導。
⑨チェックシート記入と美容鍼前後の比較。
⑩これからの方針。
※①〜⑩を基本とし、症状や肌の変化に応じて変えていった。

【経過】
 [回数]
・2週間に一度ペースで来院。
・1ヶ月以上保つ定着が得られるまで約10回。

 [初日]
・フェイスライン、ほほのたるみは特効。結果の出やすい体質。

 [2、3日目]
シワ、ほうれい線は徐々に効果が出始めてきた。
・顔の赤みが強いためカッサを念入りに行った。

 [4〜6日目]
・顔に赤みがあり、出血傾向が強い。
シワ、ほうれい線の改善に定着感が得られるようになってきた。

 [7、8日目]
定着が2週間ほどになってきた。
・セルフトレーニングはサボる時もあるが継続している。

 [9、10日目]
定着が4週間ほど持続するようになった。
・施術は定着感が出てきたため1ヶ月に1度でも良いことを伝えた。

【まとめ】
・フェイスラインの施術と相性が良く、初日から改善がみられた。
・シワやほうれい線については施術を重ねるごとに徐々に改善がみられた。
・定着までの比較的短期間で到達することができた。努力する意識が強く、鍼施術とセルフトレーニングを続けたことで相乗効果が得られたと考えられる。

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