前回は小ジワ・大ジワについて書きました。
今回はシワができる場所、真皮のお話をしよう思います。
目次
1. シワのできる所
シワは肌に刻まれるのですが、肌のどこにできるのでしょうか。
シワは深さによって小ジワと大ジワの2種類に分けられますが、どちらかによってできる場所が変わってきます。
小ジワは、皮膚の比較的浅い所、「真皮(しんぴ)」の「乳頭層」までにできます。
大ジワは、皮膚の比較的深い所、「真皮」の「網状層」まで達します。
2. 乳頭層って
?
乳頭層は神経や血管が多い所です。
神経は外からの刺激を受け取って「痛い」「冷たい」感覚を起こします。
血管皮膚の表面にある「表皮」に栄養を供給します。
3. 網状層って?
乳頭層の下にあるのが網状層です。
膠原線維(コラーゲン)、弾性線維(エラスチン)と呼ばれる繊維(細長いもの)が網目上に張り巡らされていて、肌理(キメ)を作っています。
その隙間はヒアルロン酸で満たされています。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸はよく耳にする言葉ですよね。
肌のキメを作っているので美容ではとても重要なんです。
ヒアルロン酸を注射する治療がありますが、隙間を満たしてるヒアルロン酸を増やすことでプクんとしたハリを作るものですね。
ちなみに乳頭層にも膠原線維などはありますが、ギッシリと密な網状層に比べてまばらです。
4. 真皮とシワ
乳頭層にできる小ジワの主な原因は外からの刺激です。
摩擦や日光などが過剰な刺激を与え、皮膚が傷つき、それがシワの原因になります。
網状層まで達する大ジワの主な原因は筋肉です。
網状層の下は皮下組織、筋肉と深くなっていくのですが、筋肉が加齢により弱ったり、縮こまったりすると、大ジワになります。
確かにより深い所にある筋肉が原因なのでシワも深くなってしまいますよね泣
最後に
肌に関する知識を持つことは、悩みの原因を知ることになり、原因が分かればどうすればいいか目的がはっきりします。
原因と目的を明確にすることで、効果的な対策を習慣化して行えるようになると思います。
日々のちょっとした頑張りを支えるために、知識をつけることはすごくプラスになると思います。
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